宙玉レンズの取り付け
宙玉レンズを使うにあたり、一番の難関は最初のセッティングかと思います。「玉にフォーカスが合わない!」ということをよく聞きます。
せっかく宙玉レンズを買われたのに、そのままお部屋の隅っこにそっと置かれたままになってしまうのも勿体ない!是非とも綺麗な宙玉写真仲間を増やしたい!と思い、ワタクシなりのセッティング方法をお話ししたいと思います。
■用意するもの
- 一番近くが撮影できるレンズ
- ミニ三脚
- 定規
- 適当な被写体
■ステップ
- カメラにミニ三脚を取り付けて置きます。しっかりと固定することが大切です。
- 手前のものが写るように、広角側へズームとピントを戻すことをお忘れなく。
- 宙玉レンズをレンズの先のほうに置きます。このとき、宙玉レンズの玉の中心が真ん中に来るように高さを調整します。ライブビューで作業をするとやりやすいです。
- 宙玉レンズの前に適当な被写体を置きます。
- 定規の0の位置をレンズの先端に合わせて置きます。
これで準備完了です。ワタクシの場合はこんな感じです。木の板で宙玉レンズ側の高さを持ち上げて玉が真ん中に来るようにしています。ライブビューの画面も一緒に移していますので分かるかと思いますが、真ん中です。
- フォーカスをマニュアルに変更します。
- ライブビューを見ながらフォーカスを動かします。このとき、どのようにフォーカスを動かしてもピントが合わない場合は宙玉レンズが近すぎるということです。レンズから離れる方向に宙玉レンズを移動しましょう。ピントがあった場合はレンズ側に宙玉レンズを移動し、どこまで寄れるかを確認しましょう。
- ピントが合うまで7を繰り返します。
■エクステンションチューブの長さ
レンズ先端から宙玉レンズまでの距離が必要なエクステンションチューブの長さになります。手順5で定規を置きましたが、これでざっくりと長さを計りましょう。
ワタクシはこの長さが6センチを超える場合は何らかの方法でレンズ先端から宙玉レンズまので距離を短くしたほうがよいと思います。理由ですが、
- エクステンションチューブが長くなりすぎると、レンズやマウント部分に負荷がかかる
- エクステンションチューブが長くなると、チューブの内側が写りこみやすくなる
- 取りまわしが不便になる
- そもそもエクステンションチューブが高い(4762円)
ということからです。手順7でレンズ側に宙玉レンズを寄せたいという意図はここからあります。とくにコスト(重要w)のことを考えると、エクステンションチューブ長さは重要だとワタクシは思います。
エクステンションチューブを短くする=宙玉レンズをもっと手前に寄せるにはどうしたらよいか?ということについては別途書きたいと思います。書きました。