宙玉レンズのための接写
宙玉レンズを使うためにある程度までは接写ができる必要があります。接写の方法は以下のような方法があります。
■マクロレンズを使う
一番簡単な方法かと思います。もともとマクロレンズは小さなものに近づいて大きく撮るためのレンズですからね。もちろんすべてのマクロレンズが宙玉レンズに向いているかという訳ではありません。焦点距離が長いマクロレンズですとエクステンションチューブが長くなってしまうので、マクロレンズにする意味がありません。
■マクロモードに切り替える
多くのコンデジ、といいますかレンズ一体型カメラにはマクロ撮影をするためのモードがあるかと思います。コンデジのマクロモードは最短撮影距離も短く、とても宙玉向きではないかと思っています。
ですが、多くのコンデジにはレンズフィルターを取り付けるためのネジ山が切ってありません。このようなコンデジで宙玉レンズを使うにはどのようにしたらよいか?ということは別途書きたいと思います。
■クローズアップレンズを使う
よく、マクロレンズを使わずにお手軽な接写を楽しむためのツールとしてクローズアップレンズが紹介されます。これを使うことでさらに被写体、つまり宙玉レンズに寄れるようになります。
↑こちらはクローズアップレンズ無し。レンズ前面から宙玉レンズまでの距離は約55mmです。
↑ケンコーACクローズアップレンズ No.3を使用。レンズ前面から宙玉レンズまでの距離は約45mmに縮みました。ライブビューに写っている宙玉レンズの大きさからも一目瞭然ですね。より番手の大きいクローズアップレンズを使うことで、もう少し寄せることができるようになるかもしれません。(残念ながら他の番手のクローズアップレンズを持っていないのでテストできていません・・・)
クローズアップレンズそのものもそれほど高くなく、レンズの大きさや番手にもよりますが安いものは2~3000円も出せば買え、お手軽に試せるといったところも嬉しいところです。
が、以下のようなデメリットがあります。
- クローズアップレンズは前面に取り付けるフィルターとしては重量があることから、レンズやマウントにかかる負担がさらに増える。
- 余計なレンズが間に入るので画質が落ちる。
- レンズを変えたときの使いまわしが利かない
- 最短撮影距離がもともと短めのレンズの場合、効果があまり(殆ど)ない。→参考
■接写リングを使う
これが一番王道だと思います。接写リングとはなんぞや~?という方はこちらを。
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クローズアップレンズに比べて高価ですが、後々の使い勝手まで考えた場合、バランスがいいのはこれだと思います。
・・・が、ワタクシはエクステンションチューブの調整だけで終わってしまったので使ったことが無かったり。そもそもレンズ交換可能なタイプのカメラを持っていなかったり。