宙猫庵 ~ SoraNeko-An ~

いつもどこかで宙玉ライフ

玉の輪郭と絞り

宙玉の輪郭のボケは宙玉写真でのポイントですよね。ボケすぎても、きりっとしすぎても宙玉独特の浮遊感が無くなってしまいます。

では、どのように調整するのか?ですが、絞りの開閉で調整できます。ざっくりとですが、絞りを開けば(f値を小さくすれば)玉の輪郭はボケますし、絞りを閉じれば(f値を大きくすれば)輪郭がきりっとはっきりします。というわけで作例を。

 

■作例

絞り優先オート/ISO800固定/露出補正+1.0EVとしまして、f2.8~8.0まで「f2.8→f3.2→f3.5→f4.0→f4.5→f5.0→f5.6→f6.3→f7.1→f8.0」と変化させました。段々と輪郭、そして背景がくっきりとしてくるのが分かるかと思います。

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ずらっと並べても~というお声もありそうなので、両極端にf2.8とf8.0を並べてみました。左がf2.8、右がf8.0です。玉や背景のボケの違いが分かりかと思います。f8.0のほうは玉の輪郭がはっきりしているとともに、背景の白いお花の花びらが細かく見えるかと思います。ここまではっきり背景が見えてしまうと、宙玉レンズ独特の浮遊感のある世界から離れてしまうかなと思います。

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f値設定

では、f値はどれくらいにすればいいの?ということですが、こればかりは使用するレンズや好みによって変わってくるので、どの程度がよいかという値は無いと考えています。ワタクシの場合はf4.5を基準としてf4.0~f5.6の間で撮ることが多いです。

 

基準となる値は、いくつかの被写体に対してf値を開放から順に撮っていき、自分の好みに合うf値を見つけることで作れます。基準となるf値が決まれば、そこを軸に微調整・・・といった感じです。